芥川賞・直木賞受賞者2020発表!熱源のレビューと著者略歴

2020年1月15日に第162回芥川賞・直木賞の選考会が開かれ受賞作が発表されました。

芥川賞は古川真人氏(31)の「背高泡立草(せいたかあわだちそう)」に、
直木賞は川越宗一氏(41)の「熱源」(文芸春秋)に決まりました。
こちらの作品と候補作についてまとめました。

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2020年直木賞受賞の川越宗一氏

経歴は以下のように記載されています。

1978年、大阪府生まれ。龍谷大学文学部史学科中退。2018年、「天地に燦たり」で第25回松本清張賞を受賞

川越宗一さんの「熱源」はこちら

紹介は以下のように記載されてます。

樺太(サハリン)で生まれたアイヌ、ヤヨマネクフ。開拓使たちに故郷を奪われ、集団移住を強いられたのち、天然痘やコレラの流行で妻や多くの友人たちを亡くした彼は、やがて山辺安之助と名前を変え、ふたたび樺太に戻ることを志す。
一方、ブロニスワフ・ピウスツキは、リトアニアに生まれた。ロシアの強烈な同化政策により母語であるポーランド語を話すことも許されなかった彼は、皇帝の暗殺計画に巻き込まれ、苦役囚として樺太に送られる。
日本人にされそうになったアイヌと、ロシア人にされそうになったポーランド人。
文明を押し付けられ、それによってアイデンティティを揺るがされた経験を持つ二人が、樺太で出会い、自らが守り継ぎたいものの正体に辿り着く。

樺太の厳しい風土やアイヌの風俗が鮮やかに描き出され、
国家や民族、思想を超え、人と人が共に生きる姿が示される。
金田一京助がその半生を「あいぬ物語」としてまとめた山辺安之助の生涯を軸に描かれた、
読者の心に「熱」を残さずにはおかない書き下ろし歴史大作。

歴史小説のフィクションですがレビューは好評で
・戦争や人間、アイデンティティについて考えさせられた
・筆致に引き込まれる
・登場人物が多彩
など、読み応えのある内容のようです。

直木賞候補作

その他の候補作はこちらです。

落日 [ 湊かなえ ]

嘘と正典 [ 小川 哲 ]

スワン [ 呉 勝浩 ]

背中の蜘蛛 [ 誉田哲也 ]

2020年芥川賞受賞作と候補作

続いて、芥川賞の受賞作と候補作一覧です。
受賞作はこちら
背高泡立草 [ 古川 真人 ]

候補作はこちら
最高の任務 [ 乗代 雄介 ]

幼な子の聖戦 [ 木村 友祐 ]

デッドライン [ 千葉 雅也 ]

 

音に聞く [ 高尾 長良 ]

受賞作の紹介はこちらです。

【内容情報】
草は刈らねばならない。そこに埋もれているのは、納屋だけではないから。
記億と歴史が結びついた、著者新境地。

大村奈美は、母の実家・吉川家の納屋の草刈りをするために、母、伯母、従姉妹とともに福岡から長崎の島に向かう。吉川家には<古か家>と<新しい方の家>があるが、祖母が亡くなり、いずれも空き家になっていた。奈美は二つの家に関して、伯父や祖母の姉に話を聞く。吉川家は<新しい方の家>が建っている場所で戦前は酒屋をしていたが、戦中に統制が厳しくなって廃業し、満州に行く同じ集落の者から家を買って移り住んだという。それが<古か家>だった。島にはいつの時代も、海の向こうに出ていく者や、海からやってくる者があった。江戸時代には捕鯨が盛んで蝦夷でも漁をした者がおり、戦後には故郷の朝鮮に帰ろうとして船が難破し島の漁師に救助された人々がいた。時代が下って、カヌーに乗って鹿児島からやってきたという少年が現れたこともあった。草に埋もれた納屋を見ながら奈美は、吉川の者たちと二つの家に流れた時間、これから流れるだろう時間を思うのだった。

【著者略歴】
古川真人(ふるかわ・まこと)
1988年福岡県福岡市生まれ。國學院大學文学部中退。2016年「縫わんばならん」で第48回新潮新人賞を受賞しデビュー、同作で第156回芥川賞候補に。2017年、第2作「四時過ぎの船」で第157回芥川賞候補、第31回三島由紀夫賞候補、2019年、第4作「ラッコの家」で第161回芥川賞候補。

古川氏は以前から受賞候補として名前が挙がっており、今回4度目の候補だったのですね。

書籍はまだ発売になっていませんが、過去の作品のレビューでは
独特の描写・表現力が際立っているようです。

まとめ

2020年の芥川賞・直木賞が発表となりました。
活字離れが叫ばれて久しいですが、時代に合った新しい文学の流れを築いていってほしいですね。

 

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