パン屋は汚いのか？

パン屋のパンが気になるという意見

Yahoo知恵袋にこんな投稿がされていました。

パン屋さんのパンは汚いと思いませんか？
他人の袖や、咳・くしゃみなど…
どうして袋に入れて売らないんですか？
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/より引用

この意見に対するベストアンサーとして

総菜コーナーでくしゃみをした客の口から痰のような物が床に落ちるのを目撃したという体験から、
スーパーの惣菜やパン屋さんなど商品を直に陳列する販売形式に
衛生面での不安を抱くという回答が挙げられていました。

「感染症を引き起こすウイルスを持っている人間が咳やくしゃみをすると飛沫で商品も汚染される」
「ホコリや店内を飛んでいる虫がつく」
という考えから、
会計時にはビニール袋に入れるので最初から入れて販売すればよい、という意見が寄せられていました。

近所のパン屋ではカバーがかけられるようになっていた

日常的によく行く近所のパン屋さんでは、
商品は焼き立てを棚に陳列する形式でした。
客が自分の購入する分をトングでトレイに乗せる販売形式だったのですが、
今日訪れると商品にカバーがかけられるようになっていました。

画像はイメージです

パン屋がむき出しで売るのはなぜ？

また、知恵袋にはパン屋はなぜむき出しで売るのか？
という質問が複数が寄せられていました。

回答としては

・パンはある程度冷めないと包装できない（水蒸気で濡れてしまう）
・包装を行うと焼きたてのイメージが演出できない
・個別包装にしてしまうと包材費用や人件費がかさむ

ことから、
大量に焼いて売るお店では個別包装は難しいこと。

また
・焼き立てを客が自分で選んだ方が高い価格で販売できる
・客が自分で選ぶ方が人気がある

という販売店側のメリットもある一方で
・衛生面では問題点がある
という指摘がありました。

ケースの中に入れて店員が客の注文に合わせて取り出す形式だと、
大量に販売する店舗では
とても大きなショーケースが必要になりますし、
お客さんに指定されたパンを取り出す
→包装してレジをうつ
→お会計
となると、とても時間がかかってしまい現実的に難しくなってしまいます。

インターネットの掲示板を見てみると

・あらかじめ包装したパンしか買わない
・包装していないものは再加熱してから食べる

という意見や

「ガラスケース（ショーケース）に入れて販売してほしい」

という意見も挙げられていました。

（札幌の円山にはショーケースで販売している人気店があり、そのスタイルを好むお客さんからは愛されているようです）

一方で
「それを言い出すと電車のつり革だって汚い」
「バイキングだって同じだ」
「ファミリーレストランだって従業員がどんな調理をしているかわからない」

という意見もあり・・・

パン屋の衛生管理は？

パン屋の衛生管理：トングとトレー

私がよく利用する店舗では、
トングはレジで回収、トレーは軽くふいている姿は目にします。
店舗には食品衛生管理者（責任者）がいるはずなので
材料や排水、従業員の衛生など
店内の衛生管理は講習を受けた管理者が行っています。

衛生管理の手引書などもあります。
（https://www.mhlw.go.jp/content/11121000/000360002.pdf）

ただ、使用後のトングやトレーに全くインフルエンザウイルスなどが付着していないかと考えると
「まったく」という可能性は否定できないかもしれません。

保健所などの専門機関が方針を決めることではありますので
今後は衛生指針などが変わっていくかもしれません。

まとめ

パン屋さんのパンについてインターネット上の意見を参考に見てみました。
様々な意見と店舗側の事情がありますが、
いつもなじみのパン屋さんが急に値上げをしたり、閉店に追い込まれてしまっては
元も子もないので、
衛生面では完璧は求めず、カバーでもそれなりの衛生対策の効果はあると考えるとよいのかなと思います。

ここまでお読みいただきありがとうございました。

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