坂本勤先生のタマゴマンは中学生が道徳の教科書に

坂本勤先生のタマゴマンは中学生が道徳の教科書に 1 考え方
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北海道新聞に連載をされている元教員の方で「坂本勤」先生という方がいます。

この先生の著作「タマゴマンは中学生」シリーズが2019年度から中学生の道徳の教科書に掲載されることとなりました。
タマゴマンは私の大好きなシリーズですので、教科書に載るという知らせを聞いて本当にうれしく思いました。
今回は坂本勤先生と「タマゴマン」についてまとめました。

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坂本勤先生はどんな人?

坂本勤先生は1937年生まれ、北海道上川町出身です。
北海道学芸大学(現北海道教育大学)を卒業後、北海道内の中学で国語教師として勤務されました。
お人柄は温厚で本当に素晴らしい方で、現役時代も保護者や周囲の先生方から絶大な信頼と人気を寄せられていました。
定年退職後は講演活動や、詩画作家として活動されています。
地元の北海道新聞では夕刊などにも寄稿されています。

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「タマゴマンは中学生」とは?

タマゴマン」は中学校教諭を務めていた著者、坂本先生が学年便りに連載していたストーリーの主人公です。

たまごのような丸い顔と体に手足がついたキャラクターです。
生徒たちと同じ中学生で、家族や友達のダンゴマン、アナゴマンと一緒にいろいろなことを経験し、考え、成長していくという内容です。

「学年便り」というと保護者向けの内容となりがちですが、イラストとシンプルなストーリー形式だったため、同級生のご家庭でも
・読みやすい
・生徒にもわかりやすい
・内容が心に響く
と評判でした。

坂本先生が定年退職後、学年だよりに掲載したものをまとめて加筆し自費出版した書籍が
タマゴマンは中学生
です。

入学編・自立編・卒業編の3部作なのですが、出版元の北海道新聞社のサイトでは、上記のタマゴマンシリーズは絶版となっていました。

アマゾンでは中古で取引されています。

1.入学編

2.自立編

3.卒業編

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タマゴマンのキャラクター

タマゴマンには個性豊かなキャラクターが複数登場します。

タマゴマン

主人公的存在です。
ごくごく普通な男の子で、特別勉強ができる、スポーツができる、といったタイプではありません。
心優しく、素直な目で物事を考えています。
中学生くらいの多感な時期の子供たちの象徴のような存在かな、と思います。

ダンゴマン

タマゴマンの友達です。
気が弱くて勉強はあんまり好きじゃないみたい。
でもクラスの当番ではほかの人の分まで働いています。

アナゴマン

タマゴマンの友達です。
ちょぴり言葉が悪く、乱暴なところもありますが、本当はやさしいです。

先生

坂本先生にそっくりの(?)先生が登場します。
あたたかいまなざしで子供たちを見つめています。

 

タマゴマン達の親

タマゴマン、ダンゴマン、アナゴマンにはそれぞれお母さんがいます。
タマゴマンのお母さんは「こんな風に優しくて暖かいお母さんだからタマゴマンもこんな素直に育つんだろうなあ」と思わせるキャラクター。
マイペースなダンゴマンのお母さんは、子供の育ちを支えてくれる存在。
ちょっと口うるさいアナゴマンのお母さんは「確かに子供を叱ってしまう場面もあるよね…」と。

共通するのは、どのお母さんも、みんな一生懸命です。

子供を育て、見守り、一緒になって考える。
時に叱り、時に悩む。
カリスマ的な「理想の」お母さんではない、むしろ等身大のお母さんです。
どのお母さんの中にも存在する「子供を愛する気持ち」「支え、見守る心」「時に叱ってしまう心」を体現したかのようなキャラクターです。

中学生にもまねをして描けるようなシンプルな絵なので
「俺だって描けるよ!」と、中学生の男の子が言っていました。
ですが、その背景には坂本先生の重ねてきた経験、想いなどが込められているので決して単純なストーリーではありません。
出木杉君のような優等生が出てきて「君たち、こういう時はこういうことをするんだよ」とお手本のような行為が出てくるお話でもありません。
子供たちの悩みを見守り、寄り添う。
教師として生身の保護者と子供に向き合ってきた坂本先生の描くキャラクターは生き生きとして、現実的です。

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坂本勤先生の著書

タマゴマンは中学生シリーズは、当初出版された3部作は絶版になっています。
現在購入可能なのはこちら。
「タマゴマンのもと」です。
「タマゴマンは中学生」のオリジナル版から再編集し、書き下ろしの文章などを加えたものです。

 

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まとまってはいますが3部作の内容とは違いますので、3部作の方を復刻してほしいと思います。

坂本先生が退職されてから毎年開催されている個展は、すでに20回以上になります。
動物や植物の絵に言葉をつけた作品を発表していらっしゃいます。
あたたかみのある絵と文からは、どこか懐かしくなるような気持になります。
思いやりなどの大切なこと、生きていくということ、さまざまな感情があふれています。

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まとめとタマゴマンは中学生の引用

教科書に掲載されているのは本当に一部だけなのがもったいない!!と思ってしまいます。
もし学校の先生や教育に関わる人、教科書を読んだお父さんお母さん、生徒本人で
「タマゴマンってどういう話なんだろう」と興味を持ったり
「子供へのかかわり方を見直してみたい」
「学校で出会う様々な悩み、出来事を違う角度からとらえる手掛かりが欲しい」
と悩んでいたりするならば、
「タマゴマン」シリーズはおすすめです。

1.入学編

アマゾンだと中身がよくわからないので、ちょっとだけ、中身の一部を引用しますね。
2.自立編から、私の一番大好きな言葉です。

悩めるタマゴマン達の前に現れた仙人(のようなキャラクター)の言葉。

「おまえたちのかんがえているのは余計なことではない。
大切なことだ。
生きるというのは考えることだ。
もし余計なことは何だというのなら
今考えていることを考えないようにしようということかも知れぬ。
勉強の邪魔になるとしたら それは考えが浅いからだ。
深く深く考えてみることだ。

お前たち若者は
あらゆるものを飲み込んで
大きく育つ樹だ。
飲み込んだものは全部飲み込んでみるがいい。

不必要なものは時が吐き出す。」

「不必要なものは時が吐き出す。」

この言葉を、私は何度も何度も繰り返し心の中で思い返し、苦しい時、いろいろな時期を乗り越える支えとしてきました。

さらにもうふたつご紹介します。
親になった今、しみじみと感じる言葉です。

子供が生まれた若い先生の言葉として

「重いんだ、人の命は。かけがえのないものなんだ。命っていうのは。
この命を守るためなら何でもしよう。いや、何でもできるって、その時思ったんだ。
命は地球の重さと同じだっていうけど本当だと僕は思う。」
そして、もう一度言った。
「君たちのお父さん、お母さんもそう思ったんだぞ。間違いなく」

タマゴマンのおばあちゃんがタマゴマンにかけた言葉です。
「神様は赤ん坊が生まれたときには笑わないようにつくったんじゃ」との言葉に続けて

「神様は試すんじゃ。泣いてるうるさい声の中から聞こえるかっちゅうてな。
今はうれしくて泣いてる。ありがとうって泣いてるっちゅう声が聞こえるかってな。
そしてな。お前のお父さん、お母さんには聞こえたんじゃ。
だからなんぼお前が泣いても泣いてもかわいいかわいいって言うとった。」
「お父さん、お母さんはおまえのことをだいじなだいじな宝物だと思っとるんじゃぞ」

10代、20代、そして親になった今。それぞれの年齢で感じる言葉が異なります。
10代のころは、このような言葉を深く実感するようになるとは思ってもみませんでした。
親になった今なら、わかるようになりました。
親がどんなに自分の子供を大切に思っているか。
子供から見ると、「親の心子知らず」なのですが。

いつかうちの子も大きくなったら、読んでほしい1冊です。

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