今回ご紹介するのは「マイクロビットであそぼう!」という本です。
著者の高松さんは2017年マイクロビット財団のコンテストで入賞。
初めての人にもわかりやすく使い方を紹介しておりアイデア盛りだくさんの本です。
この本を読めば「マイクロビットでできること」のアイデアが広がります。
microbitでできること
micro:bitとは
日本でも200以上の小学校で利用されています。
・ライトで絵や文字を光らせる
・スピーカーとつなげる ことが可能です。
・ゲームを作る
・ロボットやモーターを動かす
ことができます。
・温度
・加速度
・地磁気(方角、磁力の変化)
があり、これらのセンサーや無線機能を利用して
プログラミングを行い、様々なプログラムや装置を自分で作ることができます。
ブロックをドラッグアンドドロップで組み立てるだけでプログラムを作ることができます。
マイクロビットの作品
この本の中ではマイクロビットを使ってプログラミングや自分で様々な装置を作る作品例が32個も掲載されています。
入門~応用編
・明るさセンサーを使い、暗くなったらLEDライトが光る装置
・LEDとボタンやセンサーを利用したゲーム
・野球のバットやバケットにつけて素振りカウンター
・自転車の速度カウンター
といった子供が楽しめるようなプログラムがあります。
その他、
・防犯装置
・雨が降ったら検知して知らせてくれる装置
といった実用的なものも作ることができます。
温度変化のデータの記録もできるので、子供のプログラミングになれる、という目的だけでなく大人の仕事にも応用できそうですね。
マイクロビットで自由研究も
マイクロビットでプログラミングを行い、自由研究とすることもできますね。
scratch(スクラッチ)にマイクロビットの拡張機能をインストールし、スクラッチでプログラミングを行うこともできます。
スクラッチにマイクロビットの拡張機能を追加します。
Windowsにスクラッチリンクをインストールし、スクラッチマイクロビットHEXという専用プログラムをマイクロビットに入れるとスクラッチからマイクロビットを制御することができます。
まず、スクラッチで自由に絵を描きアニメーションを作ります。
マイクロビットの動きに合わせて絵が表示されたり消えるようにプログラムを組めばマイクロビットと連動したアニメを作ることができます。
そして現実の世界でマイクロビットを動かすとセンサーが動きを感知してクラッチの世界のアニメが動くと言うプログラムを作ることができます。
その他、例えば明るさのセンサーを使えば「人が通るとアニメーションが動く」プログラムができますね。
(人の影を感知する明るさセンサーの機能を使います。)
レジャー施設のアトラクションなどで使われている技術が、家でこんなに簡単に作れてしまうのは本当に驚きますね。
このシステムを使えば今までは業務用の高度な技術や装置でしかできないと思っていたことが自分の手で簡単に出来てしまいます。
micro:bitはどこで買える?
楽天やamazonで取り扱いがあります。
セットのものが、必要なケーブルや電池パックなどもそろっています。
|
まとめ
初めてマイクロビットを触る人でもわかりやすい内容です。
簡単なものから上級者向けまで難易度に分けたプログラムが紹介されており、プログラミングをほとんど行ったことがない入門レベル・初心者の方でもイメージしやすく理解しやすいと思います。
また学校やサークル、プログラミング教室などで生徒を教える立場の人も、マイクロビットの可能性を知ることができます。
この本のアイデアから子供達に自由にプログラムを作ってもらってみんなで発表し合えばとても楽しいと思います。
指導する立場の方にもおすすめです。