雑誌などの特集で配当+株主優待利回りランキングが組まれていますね。
「利回りが高いとなんかお得そう」と思って買ってしまったら、優待品が期待外れだった経験はありませんか?
私も過去に経験があります。
「株主優待で失敗しないために体験談が聞きたい」という方のために。
実際にあった体験をお話ししますね。
株主優待の失敗談その1
自社商品に魅力を感じなかった
某グループ企業の株を買った時のことです。
「100株で2000円相当の自グループ商品と交換できるポイント」を株主優待にしている某企業。
最低投資金額は5万円以下なので、優待利回りにすると驚きの高利回り!
業績も今後の成長が期待できそうだったため、株を1単元買いました。
権利確定日を迎え・・・
そして到着した株主優待。
専用サイトにログインし、保有ポイントに応じて品物を選ぶ形式です。
2000円相当=2000ポイントでもらえるものは、とみてみると
画面に並んでいたものは
・タオル2枚
・化粧水1本
・生活雑貨(お皿や調理グッズ)
・サプリメント
・化粧品(ハンドクリームなど)
など。
2000円相当と言いつつ、どうも高級そうには見えません。
市販で同じようなものを買おうと思ったら(失礼ですが)600円くらいで売っていそうな品物ばかり。
試しに化粧水をAmazon.comで検索してみると、購入者のレビューもなく、成分内容についての説明書きも不十分。
うーん、これは後日決めるかといったん保留。
しばらくして再度サイトを除いたところ
品切れ続出!!
比較的よさそうだと思ったタオルやサプリはみな品切れになっていました。
ポイントは有効期限があるため、入荷を待つこともできません。
選択の余地はほとんどなく、仕方なく、化粧水を頼みましたが…
届いた商品も、どうも肌に合わなさそうで使う気になれず、処分しました。
その半年後、再び優待が届きました。
サイトを見てみると、前回よりは若干増えたものがあります。
・ルームフレグランス
・洗剤
・自グループ商品の食品
など。
やはりいずれも、近所のドラッグストアで600円くらいのものと同じように見えます。
株価の方も、上昇する期待を持てず、その銘柄は手放してしまいました。
株主優待の失敗談その2
自社商品が高級すぎた
「3000円相当の自社商品」をくれる某繊維業の企業。
楽天などで販売されている商品はいずれも高機能・高品質です。
3000円だとフェイスタオル1枚の値段となるメーカーですが、結構期待をしていました。
そして、届いた株主優待。
開けてみると、
・・・あれ?
小さな、白い薄いハンカチが、1枚。
・・・・・・
ハンカチ1枚で3000円。
ありえない価格設定ではありませんが…。
株主優待の失敗談まとめ
教訓:〇円相当の自社商品には注意が必要。
株主優待が高利回りであったとしても、消費者の感覚とは合わない価格設定の商品のことも。
「お米〇㎏」
「金券〇円相当」
の方がストレートかもしれませんね。
利回りの数字だけでなく、「実際にもらえるものは何か」を確認することをおすすめいたします。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
株主優待で人気があり、私も満足度が高いKDDIの優待レビュー記事はこちら
