さっぽろ雪まつりの服装や防寒について、北海道生活歴=年齢(アラフォー)の管理人がおすすめの対策を解説します。
・雪まつりでもできる限り快適に過ごす方法、
・子供の服装
・もし万一現地で靴や防寒アイテムを調達したくなった時に便利なお店
についてご紹介します。
さっぽろ雪まつり 服装 大人~子供
現地の気温と屋外滞在時間によって対策は変わる
札幌雪祭りを、屋外会場での滞在時間によって大きく分けて考えましょう。
札幌の2月は平均気温が氷点下です。
・1時間以内:雪像は少し見物する程度→寒さに耐えられなくなったら屋内に入りましょう。
テレビ塔内の展望台もおすすめです。
大通りやすすきのには眺めも良いカフェやレストランもありますので、寒くなったら休憩をして無理のないプランで。
・2~3時間前後:ある程度はしっかり雪像を見たり会場・近辺を歩きたい方向け。
しっかりとした防寒対策が必要です。
・半日以上コース:子供と一緒につどーむやスケート・雪で遊ぶ、イベントに参加したい方など、お昼ごはんなどを挟んである程度長い時間滞在する方向け。
このような場合は後述しますが、防寒対策に加えて「特別な工夫」がおすすめです。
インナー
大人・子供共にインナーを着用することがおすすめです。
厚手の長袖のもの。
七分袖よりも長袖の方が温かいですがトップスとの兼ね合いもありますので。
いわゆる「ババシャツ」で大丈夫です。
タートルネックのシャツは首周りの保温効果が高いので苦手でなければよいと思います。
トップス
トップスは、シャツ(ネルシャツのようなもの)とパーカーやスエット素材のトレーナーがおすすめです。
(必ずしもこのコーデで、ということではなく、イメージとしてインナーの上に厚手の服を2枚という雰囲気でお考え下さい)
毛糸のカーディガンは風を通すので意外と肌寒く感じることがあります。
ジャケットのようなデザインも首~胸元が寒く感じられることがあるので、ストールなどがあると安心ですよ。
ボトム
ボトムは、パンツ(ズボン)の下にタイツ・ももひきなどを履くことをおすすめします。
女性の場合、ストッキング1枚では薄いです。
薄手のタイツであれば2枚重ね、またはタイツ+ストッキングの重ね履きをしましょう。
レギンスやトレンカ、160デニールくらいのタイツを履いて、その上からパンツ(長ズボン)を履けば2~3時間くらいは屋外に対応できるでしょう。
160デニールタイツの例楽天 だとこんな商品です。
男性やお子さんの場合もタイツやズボンの下に履くものがあった方が暖かいです。
タイツの上は長ズボンがおすすめです。
ジーンズでもOKですが、明らかに夏物の素材は季節感が合いませんので、ある程度は厚手の材質のものがよいでしょう。
女性でスカートを履きたい、という場合は
アウターをロング丈にしたり、
ブーツをロングブーツにする、
レッグウオーマーをつける
などの工夫で暖かくなります。
足元からの冷気が強いので、防寒用のラップスカートも便利です。
裏フリースやキルティング・裏起毛などのラップスカートが便利です。
アウター
アウターは雪遊びなどをするかどうかで異なります。
特に雪遊びをする予定がなければ、冬物のアウターでOK。
ウールの厚手のコートやスキー・スノーボードのウエアのようなアウターです。
アウターはロング丈の方が温かいです。
ショート丈のコートはおなかから下が冷えやすいですので、防寒スカートがあった方がよいです。
ウールのコートは雪が降ると濡れて寒くなることがあります。
水をはじく素材のジャケットやダウンコート、スキーウエアなどですと、雪が降った場合も安心です。
子供の服装
子供の服装は、
雪の中ではしゃいで遊ぶ年齢であればスキーウエア・スノーコンビがおすすめです。
上下つなぎや別々になったウエアがあります。
トイレでの脱ぎ着に時間がかかるので、幼児や未就学であれば股下にファスナーがついていて一気に脱げるデザインが便利です。
また、汗をかいたときにシャツなど着替えをするのは大変なので、道民が行う裏技(?)があります。
それは、子供のシャツの下に「タオル」を入れておくというもの。
たたんだタオルを背中に入れるだけです。
遊んで汗をかいたら休憩の時にそれを抜くと、シャツが濡れないので冷え対策に。
上級者はタオルの真ん中に穴をあけて頭からかぶり、前後ともに濡れないようにしていました。
小学校の頃は学校からお便りで親に周知されていましたが、今もやっているのでしょうかね・・・
雪祭りの靴・小物のおすすめ
靴
靴はしっかりと防滑加工のされたものがおすすめです。
防水・防滑加工と言っても、「雨」に対して滑らないのであって「雪や氷」の路面では滑る可能性がある、という商品もあります。
雪道用の防滑で温かく歩きやすい靴・ブーツ、スノトレがおすすめです。
スパイクの付いた靴は氷道では効果がある場合もありますが、
人によっては「歩きづらい」と感じたり、氷が張り付いて役に立たないこともあります。
また、建物の中だと逆に滑って危険です。
屋内では爪のない方を下にしておきましょう。
必ずしもスパイクシューズでなくとも、最近は防滑加工の性能の高い靴も多く出回っています。
手持ちの靴に滑り止め加工をすると、3000円程度~かかる場合があります。
少し足せばそれなりの冬靴が買えることもありますので。
子供の雪遊びには、このようなシューズカバーがあると雪が入りません。
結構靴の中に雪が入るのでこまめに見てあげたり、替えの靴下・ズボンは準備しましょう。
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手袋
子供に雪をさわらせてあげたい場合。
撥水加工の素材の手袋がおすすめです。
百均の子供用の手袋など、綿や毛糸の素材のものは濡れると冷たくなってしまいます。
2,3歳以降であればシャカシャカした素材の撥水手袋が市販されています。
小さい子供ではミトン(ぼっこ)で。
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少し大きい子には指付きのものが便利です。
手首がある程度長さがある、リブになっている、ベルトで調節できる、などは便利です。
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脇にこういう小さな金具がついていると落としにくくて安心です。
この金具に紐を結びつけてスーツの袖の中を通して使います。
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小さい赤ちゃんだと自分で雪を自由に触るということもないので温かいミトンなどで、濡れていないか注意しておけば大丈夫でしょう。
子供は手袋を落としやすいもの。
落とさないように紐を縫い付けたりクリップなどで止めると安心・便利です。
紐がついた手袋や専用の留め具などもあります。
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百均に売っているクリップで片方の端を手袋に止め、もう一方の端はコート・ジャンプスーツの袖の中にいれて内側で止めておくと手軽です。
ブーツも同様に落としやすいので、ご注意ください。
雪道でのベビーカー・抱っこ
歩けない年齢のお子さんは抱っこひもやおんぶとなります。
冬コートで子供ごとカバーできるものやブランケットがあると便利です。
ベビーカーは雪道で轍(わだち)にはまったりすると危険です。
冬道でも使用可能なバギーはありますが、普通のベビーカーでは使いづらくなる可能性があります。
現地で買い物をしやすいお店
靴やカイロ、衣類や小物など急に必要になったときに大通り~すすきの近辺で便利なお店をご紹介します。
靴屋
東京靴流通センター:狸小路2丁目
リーズナブルな価格で品ぞろえも豊富です。
旅先で手軽に買いたい場合に。
名取川靴店
こじんまりとしたお店ですが、こちらもお手頃な商品が。
冬靴は結構品ぞろえが充実していますので現地調達を、という方はこれらをご覧になっては。
ABCマート
狸小路3丁目と、パルコ内にあります。
そのほか、パルコや4プラ、デパートなどにも靴屋さんはあります。
ドラッグストア
狸小路2丁目:サンドラッグ
狸小路3丁目:マツモトキヨシ、コクミン
狸小路5丁目:サッポロドラッグストアー(サツドラ)、コクミン
などが狸小路に複数あります。
カイロや、マフラー・手袋などの小物、
ちょっとしたお菓子や飲み物、化粧品など豊富に売っています。
百円ショップ
ダイソー札幌中央店
狸小路2丁目からすぐ。
大型店で5階フロアがあり品ぞろえが豊富です。
キャンドゥ
イケウチ内に入っています。
ワンフロアなので品ぞろえは上記のダイソーよりは少ないです。
衣類・雑貨
無印良品
パルコ内に入っています。
ちょっとした衣類や雑貨など。
業務スーパー
あまり北海道らしいお土産は売ってはいませんが、ホテルでお菓子や飲み物が欲しい、という方に。
狸小路2丁目にあります。
さっぽろ雪まつり2020 開催情報
会場
会場は大通公園・すすきの・つどーむの3カ所です。
会場と期間・時間は以下の通りです。
いずれも入場料は無料です。
大通会場
会期2020.2.4[火]-2.11[火・祝]
ライトアップは22:00まで
大通公園に大雪像を始め、数百の雪像が作られます。
メイン会場でアクセスも良く、多くの来訪者が訪れます。
第70回(平成31年)の来場者数は273万7千人と過去最高でした。
会場を回っても楽しいですし、テレビ塔から全体を見渡すのも、天気が良い日には気持ちが良いですね。
すすきの会場
2020.2.4[火]-2.11[火・祝]
ライトアップは23:00まで(最終日は22:00まで)
氷像が立ち並ぶすすきの会場。
大通からのアクセスも良く、美しい氷像はまさに氷の芸術です。
つどーむ会場
2020.1.31[金]-2.11[火・祝]
開催時間:9:00~17:00
親子で楽しめるすべり台や子供が遊べるアトラクションなどが人気の会場です。
お子さん連れならこちらの方が楽しいかもしれませんね。
シャトルバスが運行されており、グルメブースや休憩所も用意されています。
雪に触れて思う存分遊べるのはつどーむならでは。
雪まつりの雪像についての豆知識
雪の採雪
雪像づくりに使う雪は、毎年1月上旬から約2週間かけて札幌市内及び近郊から運んできます。
おもに里塚霊園や滝野霊園などの雪を採雪します。
さっぽろ雪まつりで製作される雪氷像は例年200基以上。
そのために必要な雪の量は、5トントラックで約6,000台分にものぼります。
除雪した雪をそのまま使った方が輸送コストがかからないように一見思われますね。
ですが、市内で降雪し、除雪された雪には不純物が混入しています。
時間と共に太陽光線の照射により、溶けやすくなり、倒れる危険が高くなってしまいます。
採雪場で得られた雪には不純物が少なく、時間がたってもほとんど融解が進行しないという実験の結果がでています。
そのため、安全に雪像を製作し、期間中もできるだけ解けないような雪像を作るため、不純物の少ない雪を運んでくる必要があります。
2020年は雪不足気味なので新篠津村などから運んでくる予定です。
まとめ
さっぽろ雪まつり2020の概要と、お子さん連れでのお出かけの注意点についてまとめました。
地元の人も、観光にいらした方も。
楽しい思い出となる事を願います。
例年インフルエンザ流行とも重なりますので、体調管理や感染予防には十分気を付けてくださいね。