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ひな祭りの本当の由来と子供への教え 雛人形を飾る時・片付け

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3月3日は桃の節句。
ひな祭りとして女の子の成長を祝い、願う風習です。
今回はひな祭り(桃の節句)の由来についてご紹介します。

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ひな祭りの本当の由来

ひな祭りの本当の由来は女の子への教育

ひな祭りには中国から伝わった起源や、長い歴史の中での日本独自の発展があり
それらの歴史については後述します。

ただ、親として子供に伝えたい本当に大切な意味があります。
それは
「女の子への教育」。

昔は現在と違って情報を得る手段も限られており、学校制度のカリキュラムも一般化されてはいません。
身分の高い人、裕福な家庭では教育係がついて子女の教育を行っていました。

ひな祭りの由来となった人形遊びや、ひな祭りの伝統的な食べ物を通して
子供に結婚後や大人になってからの生活についての教育をしていました。
例えば
・内裏雛は夫婦そのもの
・三人官女は教育係や身の回りの世話をする役割の女性
・右大臣、左大臣などの人形達は社会の縮図
・雛道具には嫁入り道具や、安産守りなどが入っている
・お吸い物のハマグリは夫婦の象徴
・白酒は安産や長寿の祈願
・ちらし寿司にはいろいろな具が入っている(=世の中にはいろいろな人がいる)
など。
性教育だけでなく、結婚してからの生活など知っておかなければいけないことはたくさんありますよね。

子供の幸せを願ってしっかりした教育を行う、という気持ちはいつの時代も変わらない愛情なのですね。

昔は「結婚が女の幸せ」と言われていました。
最近は結婚の形も異なってきており、出生率も低下しています。
結婚による家同士の結びつきや、
子供を産んで家を守るという考え方が昔ほど重要視されてはいません。
結婚や出産も人生にとって大切な要素ではありますが、
これからの子供たちにはふさわしい教育は、形を変えているのではないでしょうか。

なので、ひな祭りについて子供に教えるときは
「あなたも良い結婚をして子供を産んで家を守るのよ」
という教え方よりも、

・いつか大人になって社会に出ていくこと
・社会には様々な人がいて、その時代に適したルールがある事
・結婚したりパートナーができたときは、お互いに大切にしていくこと
・いつの時代も親は子供の幸せを願っていること
についても教えてあげるとよさそうですね。

ひな祭りの起源

ひな祭りの起源は古代中国にさかのぼります。

旧暦3月の最初の巳(み)の日にあたる上巳(じょうし/じょうみ)の日は「五節句」の一つで季節の節目にあたる日です。

当時は季節や物事の変わり目には災いをもたらす邪気が入りやすいと考えられており、
川や水辺で心身の穢れを祓ったり宴会をする邪気払いの習慣がありました。

その習慣が日本に伝わり、
平安時代には「流し雛」がみられるようになりました。
これは紙や草で作った人形を身代わりとして川に流して厄除けとするものです。
3月3日の上巳の節句には流し雛として定着していきました。

また、平安時代には貴族の女の子たちの間で、人形を使ったままごと遊びが盛んになりました。
「小さい・かわいらしい」という意味の「雛」という言葉をつけて、ままごと遊びは「雛遊び(ひなあそび)」と呼ばれるようになりました。

江戸時代には、女の子の人形遊びと上巳の節句が結びつき、雛人形が飾られるようになりました。
江戸時代に幕府が五節句を定めると、
5月5日の「端午の節句」は男の子の節句
3月3日を「桃の節句」は女の子の節句
として定着していきました。

こうして3月の桃の節句は女の子の健やかな成長と幸せを願って雛人形を飾る風習となりました。

初期にはひな人形は男女一対の紙で作られた「立雛」でした。
やがて人形作りの技術も発達し、立派な雛人形が作られるようになり、雛人形は水に流すもの(流し雛)から飾るものへと変化していきました。

貴族や大名など上流階級の娘が結婚する際に嫁入り道具として家紋の入ったきらびやかな雛道具が作られ、雛人形は実家の裕福さの象徴として豪華なものが作られるようになりました。

江戸時代後期には庶民の間にも広がり

雛祭りは女の子の幸せを願う行事として親しまれるようになりました。

桃の節句の意味

桃の節句とも呼ばれる3月3日の上巳の節句。

桃は古来から悪い気や鬼を払う力があると考えられ、魔除けに使われていました。
また、実をつけることから「女性」そのものも意味するようになりました。
旧暦の3月3日は桃の花の時期にあたり、「桃の節句」と呼ばれるようになりました。

お雛様 飾り付け 時期と片付けの時期

雛人形はいつ出す?

お雛様やひな飾りは、一般的には立春(2月4日)ごろから3月3日の1週間前までに飾るのが好ましいとされています。
お正月の七草が過ぎたら飾ってもよいと言われていますので、長い期間人形を飾って楽しみたいという方はそれより早めでも問題ありません。
大安や友引などの吉日や
もともと水に関係のある行事なので、二十四節気の雨水(2月18~20日ごろ)に飾りはじめると縁起がよいという言い伝えもあります。
お節句の前の日に飾るのは「一夜飾り」といって縁起が悪いので避けましょう。

お雛様の 片付け 時期

ひな人形をしまう時期は、ひな祭りがすんだらなるべく早い方が良いとされています。
それは「ひな人形を片付けないままでいると、結婚が遅くなる」という言い伝えがあるからです。

ひな人形は美しく、長く飾っておきたくなってしまうもの。
また、小物類も多く片づけを面倒に感じてしまうことも。
けれど年中行事の片付けもきちんと行えず、いつまでも出したままにしていると埃だらけになり、梅雨にはカビも生えてしまいます。
そんなだらしない教育では良縁にも恵まれないという考え方から、早く片付けるようにという教育的な意味合いがあります。

また、ひな人形は、もともと子供の身代わりとして災いを引き受けるためのものです。
ひな人形を片付けることは流しびなを川へ流すことと同じような意味があると考えられており、ひな人形をいつまでも身近に置いておくと移した穢れがまた戻ってくるという考え方もあります。

3月中旬、遅くとも春分(3月21日ごろ)までにはしまいましょう。
ただ、地域によっては旧暦の3月3日まで飾っておくこともあります。
天気の良い日に外気に当てて湿気をとりほこりを払って、次の年に飾るときにもわかりやすいように片付けましょう。

まとめ

ひな祭りは女の子だけではなく人々の幸せを願う節目に由来する日です。
女の子がいるご家庭でもそうでなくても、季節の節目を大切にし、
毎日を健康に、そして幸せに過ごしていきたいものですね。

ここまでお読みいただきありがとうございました。

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