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鏡餅を飾る日・場所・飾り方と意味 保育園の子供向けにも解説!

鏡餅 いつ 教養
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お正月のお祝いとして飾られる鏡餅。
今回は鏡餅の意味や由来、作り方や飾り方のしきたりについて
子供向けにもわかりやすくご紹介しますね。

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鏡餅の意味・由来

鏡餅は元々その年の神様「年神様」へのお供えものでした。
年神様は新年に人々の家を訪れて、その年の1年の幸せをつかさどってくれる神様です。

日本神話では、古事記の中でスサノオノミコトとその妻であるオムオオイチヒメとの間に生まれた
大年神(おおとしのかみ)が年神様として記載されています。
また、その子供である御年神(みとしのかみ)も年神さまです。

鏡餅の意味は日本に伝わる「三種の神器」、鏡・玉・剣を表しているといわれています。
鏡が餅、だいだい(橙:柑橘の実)が玉、干し柿が剣を表しています。
お餅が二重に重なってているのは、太陽と月を表しているとも言われています。

「鏡餅」というの名前や形の由来として
・平たくて丸いことから鏡に似ている
・丸い形は「円満」を表すので縁起が良い
・「重ね重ね」から二重に重ねた
というものや
・昔は「カガ」と呼ばれていた「蛇」がとぐろを巻く姿を現した
という説もあります。

鏡餅の飾り方と場所 玄関・リビング・台所は?

鏡餅を置く場所

鏡餅は神様の居場所ですので、神棚や仏壇が置く場所としてベストです。
神棚や仏壇のほか、床の間があればそこに置きます。
そういったものがない、普通のマンション住まいであれば
家族の集まるリビングがよいでしょう。

神様に関するものは、部屋の中でも高い位置に置くことが基本です。
「私たちを上から見守ってくれている」という意味がありますので、
少し高い位置に棚があればそこを片付けてお供えしましょう。

鏡餅を玄関に飾ってはいけない?

よく玄関に置かれているご家庭もありますが、
玄関に鏡餅を置くことは
「お客様を玄関にしかお通ししない」
のと同じこと。
伝統的な考え方としては鏡餅を置く場所としては好ましくありません。
家の中で一番落ち着いてくつろげる場所が礼儀です。

リビングのテレビ台に置くという場合も、あまり騒がしいテレビの真横や上ではなく、
少し場所を離して落ち着いた場所にすることが神様への礼儀でしょう。

鏡餅は台所においてよい?

台所も油汚れや水はねなどで汚れがち。
台所には台所の神様としてかまど神や火の神がいらっしゃいます。
年神様を台所でお迎えすることも避けた方が本来はよいでしょう。

もし台所に置くのであれば、水や油がはねないところ、
カウンターをちょっと片付ける程度が望ましいでしょう。
電子レンジや冷蔵庫の上も熱くなったり動作音がうるさかったり開閉されたり
静電気でほこりがつきやすかったりと、
居心地のいい場所とはいえませんね。

鏡餅の飾り方

正式には、まず、白木でできた「三方」という台に半紙を敷きます。

(楽天市場:三方)
そこに大小の重ねた丸いおもちをのせます。
まわりにはミカン(橙:だいだい)、裏白、昆布、ゆずり葉などと縁起物の海の幸と山の幸を飾ります。
昆布は「喜ぶ」
だいだいは実がなっても落ちずに、また次の年の実をつけることから「代々栄える」
串柿は「幸運を取り込む」「健康長寿を願う」
ゆずり葉は新しい葉が成長してから、古い葉が落ちることから「家が絶えずに続く」
という意味のある縁起ものです。
裏白はシダ科の植物でお正月飾りによく使われるものです。
裏が白い葉で、夫婦ともに髪が白くなるまで、ということから長寿と夫婦円満の象徴です。

イメージとしてはこれが完成図です。
(楽天市場で販売されている風呂敷です。)


ただ、現在一般のご家庭で行うのであれば、クッキングシートや白い紙を台やお盆に敷いて、その上に大小のおもちを重ねる程度でもよいでしょう。
上には葉がついたみかんを置きましょう。

鏡餅を飾る日 2019 飾り始めと下げる時期

鏡餅を飾る日 2019年

鏡餅や門松を飾り始める時期は12月13日から28日の間か、30日にかざります。
12月29日は9の数字が苦しみの「苦」を連想させる、
31日は「一夜飾り」といって縁起が良くないので避けられます。
28日は「八」の字が末広がりで縁起が良いとされ、おすすめの日です。

次に、飾りを片付ける時期です。
元旦から7日までは「松の内」と呼び、年神様がいる期間のことです。
この松の内の間は、門松や鏡餅などの飾りはつけたままにして置きます。
(※地方によって松の内の期間は異なります。)
片付ける時期も、地方によって異なります。
一般的には1月11日を「鏡開き」と言って、お正月飾りや鏡餅を片付ける地域が多いですが、
1月7日や、10日、15日という場所もあります。

鏡餅の食べ方

鏡餅をお供えから降ろしていただく際のマナーです。

鏡餅を下ろして食べることを「鏡開き」と言います。
未来へのひろがりを連想させる「鏡開き」という「開く」という表現を使います。

鏡餅は年神様にお供えした縁起物で、神様が宿るところと考えられています。
その鏡餅をいただくことでご利益をいただき、その年の無病息災を願うという意味があります。
お供えから降ろした後は残さず食べることがよいとされています。

食べるときには、手や木槌などで割ったり砕くようにしましょう。
お供え物の縁起ものなので、ナイフや包丁などの刃物で切ることは禁止です。

鏡餅を切り分けるときは、「切る」ではなく「開く」と言います。
神様が宿ったものに刃物を向けることは失礼にあたり、「切る」や「割る」という表現も縁起が良くありません。
ただ、切り分けるのも大変なので最初から小分けの真空パックになっているものが便利でしょう。
子供や高齢者ではのどを詰まらせる危険もあり、病院などの給食ではジャガイモから作った芋団子などを提供しているところもあります。

鏡餅について保育園の子供への説明の仕方

こどもにわかりやすく鏡餅について説明するならば
「年に一度、新年に家に来てくれる神様にお供えするものなんだよ。
特別な神様のいるところだから、大切にしようね。」
というとよいでしょう。
珍しさに、ついつい手を出したくなりそうですが。
そして食べるときも
「神様にお供えをした縁起のいいものだから、みんなで分けて食べるのがいいんだよ」と、
分け合って食べることを教えるようにするとよいでしょう。

まとめ

鏡餅の飾る時期、場所、飾り方から下げるときのマナーについてまとめました。

年神様は年に一度のスペシャルゲストです。
大切なお客様をおもてなしするという気持ちでお迎えしましょう。

ここまでお読みいただきありがとうございました。

折り紙での門松の折り方はこちらにまとめています。
あわせてお読みいただければ幸いです。

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