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ジャスミン・ジャスミンティーの漢字の書き方 茉莉花の意味と由来

ことば
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ジャスミンティーはハーブティの中でも、香りと飲みやすさで大人気ですよね。

花の見た目も美しく、ディズニー映画のプリンセスの名前にもなっています。

そんなジャスミンですが、私はジャスミンという花は漢字で茉莉花と書くのだと思っていました。

ところが、花の名前について調べる機会がありジャスミンを調べたところ、漢字でジャスミン=茉莉花と書くのは必ずしも正しいわけではないと言うことを知りました。

今回はジャスミンの名前の由来や漢字の意味などについてまとめました。

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ジャスミンの名前の由来

ジャスミンは英語で jasmine。

この単語の由来はペルシャ語の”yasamin”と言う言葉から来ています。

yasaminとは “Gift from God, God’s Gift”という意味で「神様からの贈り物」と言う意味です。

きれいなジャスミンの花を見て、心安らぐ香りをかいで「神様からの贈り物だ」と感謝の気持ちを抱いたのでしょう。

ジャスミンはどんな花?

いわゆるジャスミンは、ジャスミンモクセイ科ソケイ属(学名: Jasminum)の植物の総称です。

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典によると

代表的な種としてはヒマラヤ原産で白花をつけ香油をとるソケイ J. officinale,インド原産でジャスミン茶をつくるマツリカ J. sambacなどがある。日本ではオウバイ J. nudiflorum,キソケイ J. odoratissimumなどが観賞用に植えられているほか,南西諸島にはリュウキュウオウバイ J. floridumがある。

との記載があります。

ジャスミンの中にソケイと茉莉花、そしてその他のジャスミンがあるという分類になります。

ジャスミンは漢字で「耶悉茗」と書く

ジャスミンは漢字で「耶悉茗」と書きます。

耶は「や」、「か」と読みます。疑問・感嘆を表す助詞です。
中国語では「イェ」の音を漢訳するときに用いられる文字です。

悉は「しつ」、「ことごとく」と読みます。
「知悉(ちしつ)」と言う単語があり、「よく知っている」と言う意味になります。
この単語の「しつ」の部分に使われる漢字です。

茗は「みょう」、「めい」と読みます。
「お茶」という意味があります。
食べ物の「みょうが」は「茗荷」と書き、この茗の字になります。

茉莉花はジャスミンの一種

ジャスミンを漢字でかくと茉莉花と言うイメージがありますね。

「茉莉花」はソケイ属のうち「アラビアジャスミン」という品種を指します。

ただし、「ジャスミン」と同じ意味で使われる事もあります。

ジャスミン茶は漢字で?

ジャスミン茶は中国語では
茉莉花茶、または香片茶といいます。
お茶の葉にジャスミンの香りをつけたものなので漢字で茉莉花茶といって構いません。

茉と莉の漢字の由来と意味

「まつりか」はインドのサンスクリット語で「malika(マッリカー)」と呼ばれていたジャスミンを中国で漢訳する際に「茉莉」という字を当てはめたものです。

茉の文字の由来は、くさかんむりに「末」です。
末には「先端」という意味があり、木の先端にかわいらしい花をつけるジャスミンの雰囲気にぴったりですね。

また、「行く末(ゆくすえ)」という言葉にもあるように、末の文字には「未来」という意味もあります。

莉の文字の由来は、くさかんむりに「利益」の「利」です。
「利」は「米を刈り取るときに使う道具」という様子から「役に立つ」という意味があります。
ハーブティーとして愛されるジャスミンティーの効果をあらわしていますね。

「茉」や「莉」の文字は生まれた子供の名前として人気ですが、どちらもとても良い意味を含んだ漢字ですね。

 

ジャスミンにはソケイ(素馨)という漢字も

ジャスミンの一種、「ソケイ」は「素馨」と書きます。

馨の文字は「かおる」と読み、澄んだ香が遠くまで届く様子をあらわしています。

まとめ

ジャスミンに関連した漢字とその意味、由来をまとめました。

いずれもジャスミンの花の愛らしさ、香り、効能といった側面をあらわしたものになりますね。
茉も莉も、漢字としてとても良い意味を持っており、赤ちゃんの名前に人気なのもうなづけますね。