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日経平均とボラティリティインデックスのチャートの関係を分析

日本株
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株に関連する指標はいろいろな数値や指標がありますね。
企業の業績や材料、統計値、世界の動きや社会の流れなど。
すべてチェックしていたらきりがない!
でも重要な指数は押さえておきたい。
そう思い、最近はいろいろな材料を探しています。
今回取り上げるのは日経平均ボラティリティー・インデックス。
この指数と日経平均のチャートを作ってみました。
株の買い・売りの判断の指標になるのでしょうか?

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日経平均ボラティリティー・インデックスとは

日本経済新聞社(日経)のサイトには、日経平均ボラティリティー・インデックスについて以下のように説明されています。

日経平均ボラティリティー・インデックスは、投資家が日経平均株価の将来の変動をどのように想定しているかを表した指数です。
指数値が高いほど、投資家が今後、相場が大きく変動すると見込んでいることを意味します。対象とする指数 現在の市場で見込まれている日経平均株価(日経平均)の1ヵ月先の変動率を示します。

詳細な算出方法については(https://indexes.nikkei.co.jp/nkave/archives/file/nikkei_stock_average_volatility_index_guidebook_jp.pdf)に記載されています。

オプション取引では将来の変動率(ボラティリティー )をもとに価格が決まるので、市場で取引されたオプションの価格(プレミアム)から将来のボラティリティーを計算するというものです。

今後どのように動くか、市場はどうとらえているかという指標です。

日経平均とボラティリティインデックスのチャート

2016年以降の日経平均終値とVIの終値をグラフ化しました。

【方法】

日経のサイトから、日経平均株価の終値とVIの終値の日次データをダウンロード。
そのデータをグラフ化したものが下記です。
(2016年以降のものです)

日経平均とボラティリティインデックス

2017年1年のグラフ

2017年

2017年

2018年1年間のグラフ

 

 

2019年の日経平均とボラティリティインデックス

続いて2019年1月からのグラフです。

2019年の日経平均とボラティリティインデックス

チャートから過去の分析と2019年の予想

分析

傾向としては以下のことが読み取れます。

・株価が大きく下落するときはVIも高い。
株価はゆっくり上がって早く落ちる傾向があるので、とくに下落場面でVIは上昇します。
比較的短期間で株価が上昇しても、VIは20以下で推移している時期もあります。

・日経平均に先行して動くわけではない
当然ですが、VIが上がったから株価が下落するわけではありません。
ただし、下落後の乱高下の時期はVIも高めに推移することはあり「相場はまだ落ち着いていない」という指標にはなりそうです。
急落後、株価、VI共に落ち着いてきたら「そろそろか・・・」という感じの材料の一つにはなるかもしれません。
(がその直後に別のイベントが起こってまた動くこともあり得ます。)

・2018年後半の株価の下落に伴いVIは上昇。
年末にかけ30を超える場面も。
・2019年は、年初~2月ごろまでは前年の流れを受けVIは高め。
一方の株価は上昇傾向。
4月中旬から株価は下落、VIも上下しつつ、5月後半のVIは安定傾向。

今後の動きは?

選挙前の株価の変動はわかりませんが、選挙前に上昇→選挙後に下落、消費税増税に伴う消費の落ち込みで年末はさらに下落…となるでしょうか。
2020年のオリンピックを控えているとはいえ、明るいムードになる材料は乏しいと考えます。

まとめ

以上、日経平均とボラティリティインデックスのチャートをグラフにして関係を分析しました。

後から見て「あの時はああだった」ということは簡単ですが、その中にいるときは、ここからどう動くかは誰にも正確には予想できません。

株価の変動にはさまざまな要因が関与していますが、大まかな方向性を探る材料になればと思います。
ご参考になれば幸いです。

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