2020年4月にオープン予定の民族共生象徴空間「ウポポイ」。
「ウポポイ」の意味やアクセス、料金、概要についてまとめました。
ウポポイとは何か
ウポポイとは、北海道白老町にあるアイヌ文化復興・創造の拠点「民族共生象徴空間」の愛称です。
次の3つの施設からなります。
・国立アイヌ民族博物館
・国立民族共生公園
・慰霊施設
オープンは2020年4月20日を予定しています。
ウポポイの意味はアイヌ語で何?
ウポポイの意味はアイヌ語で「おおぜいで)歌うこと」です。
「ウポポ(upopo)」はアイヌ語で 「座り歌」・「輪唱歌」のことです。
アイヌ民族に伝えられた歌詞・メロディの歌を
床の上に丸いシントコ(大きい入れ物)のふたをふせて置き、
そのまわりに座った女性たちが右手でふたをたたいて拍子をとりながら唱和するものです。
先に歌う人が一、 二行歌い終る直前に、 その最後の一打ちに重ねてその一打ち前の部分を次の人がくり返すものです。
音の重なりや変化を楽しむ輪唱歌です。
ウポポイの施設情報
ウポポイ(民族共生象徴空間)は北海道白老町(しらおいちょう)にある、
アイヌ文化復興・創造の拠点です。
オープンは2020年4月24日の予定です。
「ウポポイ」という愛称は、インターネットなどを通じ全国投票の結果決められました。
ウポポイの施設概要
ウポポイには次のものがあります。
■国立アイヌ民族博物館
アイヌを主題とした日本初の国立博物館
■国立民族共生公園
古式舞踏の公演や体験プログラムを通じてアイヌ文化を体感する体験型ミュージアム
■慰霊施設
アイヌの方々による尊厳ある慰霊を実現するための施設
展示内容
展示内容は「ことば」や「歴史」「暮らし」などをテーマにアイヌの歴史や文化について紹介されています。
博物館には子供向け展示もあり、小学生や中学生を対象としたツアーメニューなども対応の予定です。
団体での利用も可能なホールや展示、体験学習館、集合写真撮影個所などもあり、小中学校の宿泊学習や研修、ツアーの場所の一つになりそうですね。
もちろん個人・家族での訪問もOK.
授乳室も設置されているので、赤ちゃん連れでも可能ですね。
ウポポイの入場料
ウポポイの入場料は
入場料
大人(個人) | 1,200円 |
大人(団体) | 960円 |
高校生(個人) | 600円 |
高校生(団体) | 480円 |
中学生以下 | 無料 |
すべて税込、20名以上で入場の場合には団体料金を適用します。
前売り券はWebticketやコンビニから購入可能です。
ウポポイの営業時間
ウポポイの営業時間は9:00~17:00ですが、
時期により変更となる場合があります。
(コロナウイルスなど諸事情により変更になる可能性もあるため、
公式サイトでご確認ください)
休業日は毎週月曜日(祝休日の場合はその翌日)及び年末年始です。
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博物館・民族共生公園へのアクセスと周辺環境
ウポポイへのアクセス
住所:北海道白老郡白老町若草町2丁目
白老駅から約500m(徒歩約10分)、白老ICから車で約10分
札幌から:
【札幌北IC】高速道路利用で約65分
【JR札幌駅】特急列車利用で約65分
(札幌から特急すずらんで白老下車、またはJR千歳線で苫小牧まで移動し、苫小牧から室蘭本線へ乗り換えです。)
旭川から:
【旭川鷹栖IC】高速道路利用で約2時間20分
【JR旭川駅】特急列車利用で約2時間30分
新千歳空港から:
【新千歳空港IC】高速道路利用で約40分
【JR新千歳空港駅】特急列車利用で約40分
函館から:
【大沼公園IC】高速道路利用で約2時間50分
【JR函館駅】特急列車利用で約3時間
駐車場
一般駐車場約240台 大型駐車場約80台
ウポポイに来たら味わいたい!白老のグルメは?
白老の名物は「和牛」です。
白老牛は高品質なことで有名で、町内には人気店も。
毎年6月には「白老牛肉まつり」が開催されています。
食べログで人気のお店はこちら。
白老牛の店いわさき
ファームレストラン ウエムラ
スイーツマザー
そして虎杖浜のたらこ。
北海道にはたらこの名産地は何か所もありますが、虎杖浜もそのひとつ!
たらこはちょっとお土産には大変、という人にはこんなお菓子がおすすめです。
「北菓楼開拓おかき」白老
ウポポイのロゴマーク
ウポポイのロゴマークはポロト湖周辺の自然の景観をイメージしたものです。
アイヌのものづくりの極みの一つである、男性が正装時に身に付ける儀礼用の太刀を下げるための帯の文様をイメージしています。
下の縦線の本数は、アイヌ語でたくさん」を表す表現にも用いられる数「6」とし、多くの人々が集うことをイメージしたものです。参考文献(https://www.ainu-upopoy.jp/download/files/upopoy_logo_manual.pdf)
アイヌの衣装の写真です。
ポロト湖とは?
アイヌ語で「ポロ」(poro)は大きい、「ト(to)」は沼・湖という意味です。
春には水芭蕉が、秋には美しい紅葉が望める、一年を通して自然の美しい湖です。
カヌーやワカサギ釣りなどのアウトドアも楽しめます。
ドライブ・ツーリングのスポットとしてもよいですね。
ウポポイは聖火リレーの終着点!
2020年のオリンピック・パラリンピックの聖火リレーが北海道でも行われます。
コースのゴールは白老町のウポポイの予定ですが、
コロナウイルスの影響でどうなるかは今後の発表を待つしかないというところです。
聖火リレーのコースについてはこちらの記事でまとめています。
まとめ
ウポポイの意味・由来と概要についてまとめました。
白老のグルメやお土産についてもまとめました。
お役に立てれば幸いです。
北海道・札幌情報についてはこちらの記事も読まれています。