子供が保育園に行きたくないと朝から泣いて駄々をこねると、準備が大変になってしまいますよね。
中には毎朝大騒ぎが続くこともあり、本当に朝から疲れてしまいますね。
今回は保育園に行きたがらないときについてまとめてみました。
保育園行かない!朝のイヤイヤ
イヤイヤはいつから?
我が家では2歳になったばかりの頃から、朝のいやいやが始まりました。
赤ちゃんの頃と比べて、すこしずつ自我のめばえてきた時期でしょう。
朝から「今日保育園行かない!」と大泣き。
着替えも嫌がって「パジャマ脱がない!」と抵抗し
「おむつかえない!」
「靴下はかない!」
と主張。
玄関に連れて行こうとすると足にしがみついたり。
共働きなので、自宅で見るわけにも行かず。
いやだからといって簡単に休めるわけでもなく。
なんとか登園を続けていました。
それでも、できる限り子供と一緒に過ごしたいと、仕事を大幅に減らして週に1日程度は平日も家で見るようにしていました。
保育園への登園を嫌がる理由
赤ちゃんの頃は、空腹やオムツが濡れた、などの不快の原因を感じると、泣くという形で表現をしていました。
だんだんと成長し、自我が芽生えると、色々な感情がわき起こってきます。
そしてそれを様々な方法で表現するようになります。
親と離れたくない、保育園でストレスがある、などの要因に対し、いやいやだったり服を着ない、といった態度を取るようになります。
ある意味成長したからこそ、拒否という反応が現れたと考えることもできます。
子供の事情、大人の事情
大人ですら「毎日仕事で大変だ〜」と思うのに。
ましてや小さい子供が、毎日集団の中で生活するというのも、ストレスを感じて当然のことと思います。
保育園側の態勢に問題がある、とか子供同士の人間関係のトラブルがある、といった理由がなくても、保育園に通うこと自体が子供にとっては大きいことなのではないのかな、と思います。
だからイヤイヤをするお子さんを、叱らないでください。
でももちろん、親も大変ですよね。
社会人として責任を持って仕事をしていれば、簡単に休める職場が多いとは思いません。
子供が嫌がったからといって「じゃあ今日休んで家にいよう」と言える人ばかりではないでしょう。
仕事を辞めるという選択肢もあります。
けれど、今の日本は正規雇用と非正規雇用では大きく待遇が違います。
社会保障や給与などの待遇に格差があります。
今の職場を辞めた場合、また再び働きたいと考えた時に、再就職では条件が悪くなってしまうことを不安に感じる人も多いのではないでしょうか。
また、お母さんがみんな家庭で子育てに専念すれば良い、という考えはありません。
仕事を続けることで、充実感や生きがいを感じる人もいます。
仕事で大きく成長・結果を出せそうな時期と子育ての時期が重なる人もいます。
対応
我が家の場合は、週に1日程度自宅で過ごすと、心なしかいやいやの頻度がへり、翌日もすんなり登園するようになりました。
ただ、表面上は嫌がらなくなっても、保育園に行かない事情を子供なりに理解し、頑張っているのかもしれません。
今日も1日お疲れ様。どんなことしたの?と、いっぱい話を聞いてあげてください。
子供にとって何よりの栄養は、家で家族と過ごすことです。
いつまでもこのような時期が続くわけではないかもしれません。
子供によっては、自分なりに保育園での生活を受け入れ、楽しみを見出せるようになるかもしれません。
子育てには万能薬や特効薬なんてないものだと思います。
正解もありません。
良いと思ってやったことが、そうではない結果となることもあります。
自分は何をやっているんだろうと、どうしようもない気分になる時もあります。
不安や悩み、後悔に押しつぶされず、今日いちにちを過ごしてください。
誰かと比べて最高のやり方というものはありません。
ガイドラインも標準化された育て方もありません。
それでも確証を持って言えることがあるとしたら、子供をよくみてください。
子供は、あなたを必要としています。
そして自分の持っているものを出し惜しみせず、省エネではなく。
自分の中でこれが最高!と言える方法で子供に接してあげてください。
あっという間に過ぎてしまう子育ての時期を、噛み締めながら生きて行きたいと思います。