30代も半ば過ぎ
「日々の生活に飽きた」
「なんとなく不満」
「このままでいいのだろうか」
と迷いを感じているあなたへ。
30代で人生の迷いを感じる原因と対策について今回はお話しましょう。
30 代で人生の迷いに気づくことは自然なこと
結論から先に言いましょう。
30代で人生の迷いにはまることは決しておかしなことではありません。
むしろ多くの人が感じることです。
ヤフー知恵袋をはじめインターネットの掲示板には
多くの悩みが寄せられています。
家族のこと、将来のこと、仕事のこと。
「今までの人生に不満を感じている」
「将来の方針が定まらない」
人間関係だけでなく、多くのことに悩んでいる声が寄せられています。
日本だけでなく欧米でも
”30’s life crisis”
”quarter-life crisis”
”Mid-life crisis”
などという表現があります。
いずれも30代に入っての人生や将来に対する不安や迷いを感じる状況を
「脅威」
という言葉で表現しています。
30 代 で人生に飽きたと思う理由
アメリカの精神医学のサイト
を参照してみました。
45年以上の臨床経験と、多くの著作のあるカウンセラーBob Taibbi氏によるアドバイスです。
人生に落ち着いてきた
30代で人生に飽きたと思う理由の一つは
「多くの人が、落ち着いてしまっているから」
とのこと。
学校を終え、仕事を始めたりと、20代のころに比べると変化は少なくなっている人が多く、
30代は変化が少なくてつまらないと感じているから。
親の価値観からの卒業
また、別の理由として
「今までの自分とは違った価値観を持つようになったから」
ということ。
家庭の中で、子供として養育者（親など）の価値観に従って育てられてきた人生から
自分自身の価値観で物事を見るようになってくる年齢では
それまでの自分の人生（や親の教育）に対して
否定的だったり、つまらないと感じる人も少なくはありません。
キャリアへの考え方
また、ある人は自分の将来のキャリアについても考え直すようになります。
それまでの仕事がつまらない、あるいは将来性に不安を感じたり。
そのため、資格やスキル取得を目指すようになります。
パートナーとの行き違い
またある人は、パートナー（結婚相手など）との違いも原因の一つに。
結婚して７，８年もするとそれまでの関係性が変化してきて
日々の生活や家庭の中のルールに不満を抱くようになることも。
けんかや仲たがいをしたり、
あるいは離婚・別れを迎えることも。
「30 代 人生 やり直したい」の解決策
上記のコラムによる解決策のヒントです。
現実を見つめ、今の自分を受け入れよう
かなわなかったこと、できなかったことばかりを考えるのではなく、
今の自分を見つめ直してみましょう。
今まで築き上げてきたもの、やってきたことは
決して悪いものではありません。
今の自分の在り方を深呼吸をして、落ち着いて振り返ってみましょう。
価値観と優先順位を考え直してみる
今の自分にとって最も必要なものは何か？
最も大切なこと、集中すべきことを考え直してみましょう。
今は実現できないようなことでも、
あきらめずに見つめ直してみましょう。
資格・転職・趣味・・・一歩踏み出そう
新たな資格を取ったりまた学校（大学院など）に通ったり。
あるいは新しい出会いの中に飛び込んでみても。
もしくは、家族と人生について語り合って、今までの人生を振り返ってみると
新たな視点や気づきが生まれるかもしれません。
芸術やスポーツなど新しい活動を始めてみても。
（実際に転職してよかった、という人もおられると思いますので
ケースバイケースですが）
実現できなかったことは失敗ではない
目指したけれどかなわなかったものは
「失敗」
ではなく、単に自分の人生の方向性が違っただけのもの。
良い悪いという視点で判断（ジャッジ）をせず、
ただ「違う」だけのものと考えて
あるがままの自分を受け入れましょう。
カウンセラーに相談
また、本職のカウンセラーなどに相談するのも方法のひとつです。
※本当に医学的な治療が必要な精神状態の場合は専門家への相談が必要です。
（参照：https://www.psychologytoday.com/us/blog/fixing-families/201608/your-30-year-crisis-short-guide）
まとめ
30代で感じる人生の迷いの原因と解決策についてまとめました。
「意外とみんな悩んでいるんだ」と思いますね。