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テーブルとデスクの違いは?

ことば
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 テーブルとデスクの違いについて、日常生活ではほとんど意識したことはありませんでした。

ところが先日英単語クイズで「テーブルとデスクは違う」ということを知り、気になって調べてみました。

一言で言うとテーブルとデスクの違いは使用目的と形によって区別できるようです。

以下に詳しく書いていきますね。

 

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机とデスク(desk)はほぼ同じ

「机」の語源

「つくえ」の語源は「付き枝(つきえ)」で、突き出した枝で台を支えている様子とされています。

漢字の「机」のつくりの部分、「几」の字も「物をのせる脚のある台」から生じた象形文字です。

 

つくえ 【机】の意味

机の意味は「三省堂大辞林」によれば

① 本を読んだり、字を書いたりするのに用いる脚付きの台。文机(ふづくえ)。

② 飲食物を入れた器や供物をのせる台。

(https://www.weblio.jp/content/%E6%9C%BA)

です。

比較的広い概念の言葉になりますね。
また、仕事の手紙で、「御机下(おんきか)」という単語を、相手の名前の下に書くことがあります。
「~様」よりも業務的な敬語表現となります。

デスク  【desk】の意味

机を英訳すると「desk」という単語が浮かびますね。
デスク(desk)は三省堂辞典によると

机。特に,事務机。

との記載がありました。

また、編集担当者などの業務を担当する人間のことを「デスク」と呼ぶこともあります。

 

机とデスクの使い分け

言葉のイメージとしては、机のほうがより幅広い範囲のものを含んでいます。
机の英訳としてdeskは正しいですが、その中で特に

「事務や執筆編集、コンピューターなどの作業や学習をする」ものはデスクとしてよさそうです。

テーブルとtable

テーブルの語源

テーブル(table)の由来はwikipediaの記載がわかりやすく解説されていました。

“テーブルの語源は、フランス語の “table” および古英語の “tablee” の両方であり、ラテン語で板を意味する「タブラ (tabula)」の派生である。俗ラテン語では、 “tabula” が元来持つ意味を示す語は “mensa” (スペイン語の “mesa” に転じる)に変わった。古英語では、この意味は board となった。”

テーブルの形

テーブルはもともとが「板」を表す言葉から派生しているので、天板に脚がついたものとなります。

子供向けの学習机のように、天板に本棚が備え付けられていたり引き出しがある形のものは「学習机」「学習デスク」です。

「学習テーブル」とは呼ばないようですね。

テーブルの脚の形や本数、天板の形状や素材は、1本のものから複数のもの、丸いもの、四角い物など様々なスタイルでよいようです。

 

テーブル (table)とデスク(desk)の目的・用途

テーブルの用途は食事や作業に用いられます。テーブルは机の一種であるため、学習や事務仕事などを行う場所が「テーブル」であっても呼び方としてはOKですね。

いわゆる「リビング学習」として、ダイニングテーブルで勉強をするスタイルのご家庭もあるでしょう。
しかし、たとばDIYや裁縫などの「ものづくりの作業」を行う場合は「テーブル」やの方がよりふさわしいですね。
「作業デスク」よりも「作業台」という言葉の方がしっくりくるので、「作業を行う場所」としての机は「デスク」よりも「テーブル」や「台」という意味が強いようです。

また、英語でのdeskはtableの一種とされています。
天板と脚があって何かを行ったり物をのせるものが「table」で、「tableの中で特別な形や目的に使用するものがdesk」と考えるのがよさそうです。

図解してみると

関係を図で表すと以下のようになります。

日本語と英語では概念が若干異なりますね。

まとめ

テーブル、机、table/deskの違いを、語源や形、目的によってまとめました。

 

普段意識していませんでしたが、表現も奥が深いものですね。

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